千鳥格子 赤緑

誰もいない砂浜に散歩へ出かけたあなたは、今日初めてその浜を訪れた人間でした。
突然の来客に驚いた一羽の千鳥が飛び上がると、周りにいた千鳥たちは一斉に飛び立ち、潮騒の中を大群が連れ立ってぐるぐると編隊飛行。

千鳥格子フレーム実験。

ジグザグとした2色のピースが入れ替わり、まるでジグソーパズルのように柄面を埋め尽くす。
一見、複雑な計算の上に編みこまれたような不思議なチェック、千鳥格子。

補助線を敷いて、千鳥のカラダを分解してみました。
構造は意外と簡単で、「白スクエア・黒スクエア・バイアスA・バイアスB」の組み合わさったギンガムです。

千鳥格子は、日本ではその名のとおり羽根の短い千鳥の群れが飛ぶ光景に例えられますが、欧米では犬の尖った歯に見立てられます。
呼び名は変わるにせよ、世界中で愛される定番チェックです。

なにやらチカチカします。
赤と緑の組み合わせは眼鏡屋さんの視力検査でも使います。


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その昔『ノルウェイの森』ハードカバーの上・下巻が、それぞれ赤・緑のエナメル色の表紙で売られていました。
その鮮やかなコントラストに魅せられ、思わず買ってしまったものです。